◎同友会創立20周年記念式典 開催報告
「一般社団法人日本遊技産業経営者同友会創立20周年式典~創立の熱き志とともに、未来へ 同友会」が、平成26年10月15日東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で行われた。式典には警察庁生活安全局保安課 大門雅弘課長補佐のほか、同友会会員企業の代表者、社員、業界団体関係者等335名が出席した。
式典第一部では、ヨシダソース会長 吉田潤喜氏を講師に招き、記念講演「本物の戦略は、100%のパッションからくる」を行った。参加者たちは「金儲けではなく、人儲け」、「この人のためになりたいという、本物の関係を構築する」、「そのためには何よりもパッション(情熱)が重要である」と説く講師の迫力ある熱弁に大きく共感した。
式典第二部では、全日本遊技事業協同組合連合会 阿部恭久理事長、一般社団法人日本遊技関連事業協会 庄司孝輝会長、日本遊技機工業組合 金沢全求理事長、日本電動式遊技機工業協同組合 里見治理事長、同友会代表理事 松田高志をパネラーに迎え、同友会副代表理事 東野昌一のコーディネートのもと、「業界トップが語る、パチンコ・パチスロの未来」と題したパネルディスカッションが催された。
パネルディスカッションでは、「多くの国民は、ぱちんこはギャンブルと捉えており、ギャンブルとの差、大衆娯楽という部分を明確にしていくことが業界にとって重要なことと感じている」(阿部理事長)、「この業界が、社会に対して方向性や目標を発しないと始まらないと思う。21世紀会でまとまってガイドラインやリスクマネジメントをしていかなければならいという認識に立たないと前に進まないと思う。14団体が固まって、21世紀会が機能するということが重要かと思う」(庄司会長)、「ぱちんこは、まだまだ、MAXタイプに頼ってコアなファン、少ないファンを取りあっている現状であり、続ければもっとお客様が減っていってしまう。何をしたら悪影響を及ぼすのかを分かっているわけで、これからは日工組という立場でもっと遊べ、以前のような玉の動きに面白みが持てるような遊技機の開発をしていく」(金沢理事長)、「本当に大衆娯楽とするのであれば、アレンジボールやじゃん球などのような遊技機が必要かと思っており、麻雀などのゲームは若い層にも人気がある。パチンコもスロットももう少し色々なバリエーションの遊技機を作らせてもらい、ホールの中で稼働し始めればファン層ももっと広げていけると思う」(里見理事長)、「個人的なことだが、日遊協は横断的組織なので、業界の統一的な広報というカテゴリの基で、入ることが目的では無しに、全ての団体が日遊協に団体加盟することで結束を固め、諸問題をスピーディーにどう解決していくのかということが、次の世代に引き渡せる5年~10年の課題なのではないかと思っている」(松田代表理事)など、業界トップによる積極的で建設的な議論が行われた。
式典第三部では、同友会の20年の歴史をまとめたDVDが放映された後、松田高志代表理事によって式辞が述べられ、続いて警察庁生活安全局保安課 楠芳伸課長による行政講話(代読:大門雅弘課長補佐)が行われた。
また、一般社団法人日本遊技関連事業協会 庄司孝輝会長より祝辞を頂戴したのち、永年同友会活動に多大な協力を頂いた会員企業三社(ジャパンネットワークシステム株式会社、グローリーナスカ株式会社、大都販売株式会社)に感謝状が贈呈された。
式典第四部の記念祝賀会では、松田高志代表理事による式辞の後、業界各団体代表者による祝辞が述べられ、一般社団法人日本遊技関連事業協会 庄司孝輝会長の音頭のもと盛大に乾杯が行われた。祝賀会では、同友会店舗強化委員会が主催する「女性社員による交流研修会」の活動報告や、PR強化委員会が進めている「アンテナショップ構想」が披瀝された。祝賀会は午後7時30分、同友会副代表理事 金光淳用が中締めをした。
また同祝賀会場と隣接したホールでは、同友会の20年の歴史や現在の活動を紹介するパネルが展示された。
◎同友会創立20周年記念チャリティーゴルフコンペ 開催報告
10月16日、千葉県印西市にある千葉カントリー印旛コースにおいて、同友会創立20周年記念チャリティーゴルフコンペが盛大に開催された。チャリティーゴルフコンペには、会員企業の代表者、社員のほか、業界各団体代表者、役員、関係者ら総勢150名が参加した。
優勝は、株式会社ヴァリアント代表取締役 和田博氏(同友会理事)、創立20周年を記念して設置された「20周年賞」(20位)は、株式会社大商 平野眞人専務取締役が獲得した。
本コンペあたって、アシード株式会社、三本コーヒー株式会社からドリンクの協賛を、ジャパンネットワークシステム株式会社、大都販売株式会社、株式会社NPI総研より賞品の協賛を頂いた。また株式会社オリンピアよりPGM商品券の協賛を頂いた。
翌17日には、薛博夫副代表理事により、福島県保健福祉部が主管する「東日本大震災ふくしまこども寄附金」へ、チャリティー金105万円の目録が手渡された。